サクランボ農家の山崎さんが、台木として使っていたノーススターの木は、毎年春に小さな白い花を咲かせ、初夏に深紅色の実を結びます。
ある年、ジャムにしてみると、その色の美しさと何とも言えないコク深い味わいに感動し、毎年ジャム作りを楽しむようになりました。知り合いに分けても、「おいしい」と好評で、もっと多くの方に味わってほしいと思うようになりました。
そのまま食べると酸っぱいサクランボですが、加糖・調理するとコクが出て、特に加熱すると香りが立つことから調理用の素材として優れています。鮮やかな紅色は、ポリフェノール成分が佐藤錦の約5倍多く含まれている為で、高血圧予防、疲労回復、便秘解消に効果的と言われています。
そして、このサクランボに「チェリーキッス(R)」と言う愛称をつけ、生産者の会を立ち上げて、初夏の新しい果物として小布施町の名産にしようと活動しています。
小布施町では、6月下旬の収穫期に、フレッシュな味を楽しんでいただこうと町内スイーツ店・レストランでオリジナル料理を提供する、チェリーキッスフェアを毎年開催しています。
※酸果桜桃(サワーチェリー)… 酸っぱいさくらんぼの総称
※チェリーキッス(R)(登録商標)… 小布施産ノーススターを原料とした加工果実