信州・小布施でとれた旬のフルーツを中心に、選りすぐられた良質のフルーツを使用したジュース、ジャム、はちみつ、栗の甘露煮、フルーツゼリーなどの加工品や生果、野菜を販売しています。特に小布施町ならではの栗のはちみつや品種にこだわったりんごジュースなどが人気の商品となっています。
信州・小布施には「小布施栗」や「小布施丸なす」をはじめとする、小布施の風土に育まれ古くから受け継がれてきた特産物があります。また近年、英国から導入した料理用のリンゴ「ブラムリー」や爽やかな酸味がスイーツなどの加工に適する「チェリーキッス(サクランボ)」の栽培にも力を入れています。ブラムリーは他の地域に先がけて栽培に成功した小布施町ならではの特産品で、大手老舗フルーツ専門店や全国の有名パティシェからも注目を浴びています。
小布施町は、上信越国立公園に源を発する松川、篠井川に挟まれた扇状地と千曲川の沖積地帯からなり、年間降水量約900mmと少雨で、日照時間が長く、内陸性で昼夜の寒暖の差が大きく、果樹の生育に適した環境となっています。この寒暖の差が大きいことが美味しい果物ができる条件となります。夜気温が下がり、植物が呼吸を控えることで、余分なエネルギーを消耗しないため、味がのり美味しい果物ができるのです。また小布施町は周りに山が少なく日照時間が長いため糖度の高い果物ができるのです。
小布施町は栗と葛飾北斎の町、そしてガーデニングの町として知られています。そのヨーロッパ的な小都市として地に足をつけた様々な取り組み、住む人が快適であってこそ、訪れる人も快適で楽しめるはず、というまちづくりの哲学。訪れた人をあたたかくもてなす気風、ビニールハウスをほとんど見かけない露地栽培中心の里山の景観など、魅力あふれる町です。
小布施町は昔から豪農豪商が多く、葛飾北斎をパトロネージしたり、小林一茶を招いて句会を開いたりと文化風土の高い土地柄でした。また江戸時代から交通の要衝として栄え、現代に引き継がれる洒脱な小布施の気風が育まれたようです。小布施を訪れるとまず感じるのは町のお洒落なたたずまい。他に先駆けて町の景観整備を何十年も前から行い、古い伝統を守りながらも現代的なセンスや快適性を実現させるというヨーロッパ的なまちづくりが行われています。それはまさに住む人に心地よく、その地に足のついた取り組みが、町の雰囲気となって訪れる人を魅了します。